「さくらねこ」ってなんだ?
~去勢不妊手術の証~
現在、多くの犬や猫が殺処分されています。
中でも、猫の殺処分はとても多いです。
( 環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 HPより/平成27年度)
●なぜ多くの猫が殺処分をされるのか?
・責任が取れないにも関わらず、去勢避妊手術をせず放し飼い
・飼えなくなったからと猫を捨てる
・飼い主のいなくなった猫たちが繁殖する
・責任が取れないのに野良猫に餌をあげるだけで満足する
無責任な人のせいで捨てられたり、増えて殺処分されてしまう猫たち。
また、車社会の現代では、交通事故に遭ったり、
虐待の対象にされてしまう猫たちも多くいます。
●そんな猫の殺処分を減らすため
殺処分を減らすための、TNR活動というものがあります。
T=trap
捕まえて
N=neuter
手術をして
R=return
元の場所へ戻す
野良猫を捕獲し、不妊化の後に元の場所に戻す活動のことで、
生まれても処分されるという負のサイクルを止める活動です。
手術後の猫は、もう一度手術をされないよう、
麻酔中に耳にマークを付けることが証となっています。
それが「さくらねこ」です。
猫の繁殖力はとても強く、
環境省は計算上、1頭の雌猫が、
1年後には20頭にも増える可能性があると試算しています。
●どんな人にも温かい社会へ
猫の殺処分を減らすのはもちろんですが、
猫を守りたい人だけでなく、
猫が苦手な人に対しても優しい活動です。
世の中が猫好きだけとは限りません。
発情による鳴き声やおしっこも減ったり、
野良猫が増えることによるゴミの被害なども減ります。
動物の飛び出しによる交通事故も減ってくるのです。
猫からの被害を減らすことで、猫嫌いを増やさないことにも繋がります。
●まだまだ知られていない
「さくらねこ」として猫を守るこの活動に加え、
日本で多くの猫が処分されていること、
多くの猫が飼い主を探していること、
野良猫に去勢避妊手術もせず餌をやることが猫のためではないこと…。
まだまだたくさんの方々がこのことを知りません。
●誰にでも出来ることがある
現状を伝えること、
まずは知ってみること、
余裕があるならばボランティアをしてみるなど…
人それぞれ、できることがあります。
無理なく、その人らしく続けられる事があるということを、
にゃんフェスかごんまという誰でも気軽に来られるイベントを通して知ってもらいたいです。
にゃんフェスかごんま
オリジナルキャラクター
はるちゃん